八嶋昴旺輝の想い

小学年代、自分が所属していたサッカー少年団の練習は週に2回。
コーチは近所のお兄さん達や、お父さん達。
一生懸命サッカーの楽しさを教えてくれたおかげでサッカー小僧になることができた。
だけどほぼ自分達での練習。

中学年代は、さらにほぼ毎日自分達での練習。
練習会場は土のグラウンド、雑草が生え石がゴロゴロ転がっていて、雨が降ればドロドロにぬかるんだ。
芝生でやりたかったし、遠征も行きたかったし、もっといろんな経験がしたかった。

高校年代になり、自分が他の選手に比べて、サッカーのことを何も知らないと気付いて愕然とした。
もっと練習も試合もやりたかった。もっともっといろんな世界があることを、もっともっと知っておきたかった。

高校を卒業し、サッカーをしにブラジルへ行った。言葉の壁、文化の違い、差別。おかげでたくさん成長させてもらえた。
そんな自分が大人になって、他県でサッカーの指導者になった。
選手や保護者に喜んでもらいたくて、チームの勝利至上主義を尽くしたこともあった。
しかし、いくらチームとしての結果を残しても、個人技術がなければ次のステージで活躍できない。そのことに気が付けた。
だから、「個の育成」にこだわった。日々積み重ねることしかないと気が付けた。
努力して、挑戦して、また努力して。実績=技術を積み重ねてきた。

地元へ戻る機会があった。
加賀のサッカー環境は、自分の子どもの頃と何一つ変わっていなかった。
『40 年間これでやっている。なんの支障もない』
当時の地元関係者はそう言い放った。
環境は子どもには変えられない。誰かが変えるしかない。誰もやらないのなら、これから自分がやるしかない。
始まりは、加賀の小さな街クラブ。

今では、その時とは比べ物にならないくらい深くサッカーに関われるまでに成長した。
それどころかサッカーと無関係の事業だって多くある。施設運営、福祉、農業。一見、バラバラに見える事業の数々。
しかし、多くの事業を手がければ、それだけたくさんの知識と経験が届けられる。芯の部分は、1ミリもブレていない。
一個の軸を深く刺して開拓し続け、原点に立ち返りながら信じた道を進むことがリオペードラグループの使命。
関わる人々に、もっとたくさんの経験を。もっと大きな感動を。
これからもリオペードラグループは力強く進みます。ブレずに、前へ。

リオペードラグループ代表 八嶋 昴旺輝